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中国の繊維廃棄物の循環利用率、2025年に25%へ

リリース日時:2022-04-12  閲覧回数:22
 国家発展改革委員会は11日、商務部(省)、工業・情報化部(省)と共同で通達した「繊維廃棄物の循環利用の推進加速に関する実施意見」を発表した。科技日報が伝えた。

中国は世界最大の繊維大国で、その紡績繊維加工総量は世界の50%以上を占めている。1人当たりの繊維消費量の持続的な増加に伴い、中国では毎年大量の繊維廃棄物が発生している。

同実施意見は、「2025年に繊維廃棄物循環利用体制を大まかに構築し、繊維廃棄物循環利用率を25%に、繊維廃棄物再生繊維生産量を200万トンにする。30年に比較的整った繊維廃棄物循環利用体制を構築し、繊維廃棄物循環利用率を30%に、繊維廃棄物再生繊維生産量を300万トンにする」と打ち出した。

国家発展改革委員会の関係責任者は、「同実施意見は繊維廃棄物の生産、回収、総合利用の3段階に焦点を当て、繊維廃棄物循環利用の9件の具体的な措置を明確にした」と述べた。

同実施意見は、紡績工業の繊維廃棄物の循環利用を強化し、繊維廃棄物再生製品の建築材料、自動車のインテリア・エクステリア、農業、環境ガバナンスなどでの応用を推進するとした。

同実施意見は科学技術イノベーションの加速の面で、繊維廃棄物循環利用キーテクノロジーを国家重点研究開発計画に組み入れ、中堅企業をバックに、繊維廃棄物の繊維識別、高効率分別、混紡材料の分離、再生利用の重点技術及び設備のブレイクスルーを加速させるとした。(